最近、気づいたこと

@駅伝

1(いち)と7(しち)、B(ビー)とD(ディー)の聞き間違いは日常茶飯事のことで、私もここ数年まで、駅伝でなぜ走るのか疑問に思っていた。
実は、「駅伝」と「駅弁」を聞き間違えていたのだ。
間違えていても、普通、駅伝のテレビ中継を見ていたら、おかしいことに気づくはずである。
いつになったら、弁当を食うのかと始終思い続けるも、そんな気配は全くなかった。
当たり前である。駅伝なのだから。
しかし、当時はそんなことには気にもとめず、駅伝(駅弁)と聞く度に頭の中には、各駅の駅弁めぐりをしている人の姿が映し出されたのだった。
そして月日は流れ約1年後、陸上部の友達が、
「私、駅伝出るんさあ」
といったのを聞いて、彼女も駅弁大会に出るのかと不思議に思っていたら、
「頑張って走るわ」
と、「走る」という言葉を聞いた瞬間、あれ、駅弁ちゃうやん、とやっとそこで気づいたのである。
全く、バカにもほどがあるというのはまさにこういうことで、でも、早期に誤りを悟ったため、今では「駅伝」と「駅弁」は別のものとして認識されるようになった。ところが、近頃は、「駅伝」は走りながら弁当を食い巡っている人という何やら奇妙な情景が浮かんでから、正統な駅伝の情景が繰り広げられるのである。
長年しみついた語のイメージは、正しい語のイメージにも相当な影響を与えるものだなあと実感した。

@電話代

つい1年ぐらい前(2002年)まで、電話代は、かけた方とかけられた方がワリカンして払っているのだと思っていた。でも、姉が電話待ちをしているのを見て、「かけたったらええやんか」と言ってやったところ、「たいして仲良くない奴に、電話代使いたかない」と、わけ分からん事言うなあと思って、それまでの 自分の思い込みを話したら、アホ扱いされた。「今まで、知らんだん?」とあきれられてしまった。 相手も驚いていたが、こっちのがもっとびっくり仰天した事はいうまでもない。
だいたい、ワリカンが自動的にされるわけがないし、そうであったら怖いものである。
新たな事を知った私は、それ以後、電話はなるべくしないように心がけていたものの、知る以前よりも長電話が多く なった。
これは、知らなかった方がよかったのかも・・・・と感じながらも、非常識を指摘してくれた姉に、ありがたく思わなあかんなあという 変な感謝心が働きつつある今日この頃だった。

@マル

"マル"がつく漫画のキャラクター名というのはかなり多い。
私の思いつく限りのものを挙げてみると、まん丸ちゃん(忍ペンまん丸)、ちび丸ちゃん(とっとこハム太郎)、じゃじゃ丸(にこにこぷん)、 イトマル(ポケモン)、へっぽこ丸(ボボボーボ・ボーボボ)、殺生丸さま(犬夜叉)、おじゃる丸・・・・・などなど。
何の共通点もないように見えるキャラ達でも、"マル"という文字が入っているのは不変の真理である。だからといって特に何も起こらないのだが、ここまでくると、他につくのがいないか探すのが面白くなってくる。
そう、一見、文字を並べただけのように思えるが、実は共通部分があり、しかもきちんと暇つぶしになっているのである。
   相当暇な人、そうでなくても、挑戦してみたい人にはオススメの一問です。
・・・しかし、"マル"ってどういう意味があるんやろか。すこーし謎。

@パンダ

誰もが知っているように、パンダは、耳と目の周りと手と足と首の周りが黒い動物である。この模様は定形であるのだが、少し前までは、いろんな種類があるのだと思い込んでいた。
たとえば、しまうま模様のパンダ、水玉模様のパンダ、牛模様のパンダ・・・
想像してみると、パンダではない生物が出来上がってしまう。
それでも、自分は、パンダはあの模様だけじゃないと言う事ができたのだろうかと、今になって疑問に思ってもしょうがないのだが、ハムスターみたいにバラエティーにとんだものが出てきたら、 パンダブームが再びやって来るのではないだろうか。
しかし、パンダはコントラストの今まで慕われてきている模様だからこそ、愛嬌があり、笹の葉ともマッチするのかもしれない。

パンダは地味な動物だと思う。でも、好きな動物ランキングには必ずランクインしている。(←サイン帳調べ)永遠の流行りは、色や模様は関係なく、そのものが持っている個性の問題なのだと思う。
だからといって、目立ちすぎていてはいけない。
"能ある鷹は爪を隠す"というように、さりげなくそれでいて、存在感がしっかりある型でないとアカンと思うのだ。
こんな、熱心に語っているが、パンダ自身はそんな事、全然考えてもないだろう。
ブームになることさえ知らず、毎日を過ごし続けているパンダが、自然で羨ましくなってくる。パンダの白い腹に、黒い毛で"パンダ"とかかれているのが本当にいたらこの上なく嬉しい。
パンダブームもいいが、カバブームがいつか来ることを心の隅で願っていたい。

@踊り場

「踊り場のところでね。」
これを聞いた時、学校にそんな厳かな場所あったっけ?
と、頭の中で、白い服来た一人の人がラジカセでBGMを流し、優雅に舞い踊っているのをイメージして何回目で悟ったであろうか。
階段の途中休憩する(?)平らなところではないか。
しかし、それが分かっても、”踊り場=階段で踊り舞うイメージ”が離れない。
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