此比田舎ニハヤル物
夜札来イ来イ花合ワセ
赤短青短猪鹿蝶
月見ニ花見ニ酒一杯
種ヲ彩ル燕鶯不如帰
四光ハナルル小野道風
全札入リタル大統領
松モメデタキ桐坊主
五光狙フ無謀者
…遍ハヤル多カス越エ事
メヅラシキ姿勢也


＝現代語訳＝
此の頃都に流行っている物は
夜札、こいこい、花合わせ。
赤短、青短、猪鹿蝶。
種を彩るのは、ツバメ、ウグイス、ホトトギス。
四光から離れる小野道風。
全ての札が入っている大統領(と書かれたケース)
松もすばらしい桐坊主。五光を狙う無謀者。
…広くはやっている多カス上がりは
めったにない姿勢である。


>>建武の新政を批判した二条河原落書を花札に置き換えてみました。
でも、花札知っている人しかよくわからんような・・・
知ってても、「？」と首を傾げたくなるのが随所に。
一時期、花札（こいこい）にハマりました。
でも、友達にルール知っとる子が殆どおらんだので相手はだいたい父か母。
数少ないルールを知る友と学校で勝負したこともありました。
でも、周りから奇怪な目で見られてました。。。
その後、花札トランプというのを買ってみると、これがまた便利！
一組でトランプも花札も出来るんです。
絵柄もでっかくて分かりやすいし、何より、花札をしていてもトランプをしていると思われるので奇怪がられない！
というのが一番の利点でした。
これはこれで、テンポよいということで笑って許して下さい。